Sunday, July 31, 2005

エキナセア


キナセア(Echinacea)はきく科の多年草で紫色の花。
北米のネイティブインディアンが風邪などの予防に使ってきたハーブである。
エキナセアには風邪やインフルエンザなど、ウイルスや細菌に対する体の免疫力を高める効果がといわれている。
最近、このエキナセアの有効性について、検証され米国の一流医学誌に掲載された。有効性は認められず!!

学生を対象に、感冒の症状を記録した。鼻分泌物も検査した。同ウイルスに対する抗体を検査するため、3週間後に血液検査を行ったが、エキナセアは感冒を予防もよくもしなかったと報告された。

同報告ではエキナセアの効果を完全に却下するには至っていない。

エキナセアに含まれる他の化学物質が重要だという「可能性」はあると同研究者らは記している。

全ての薬用植物製剤やサプリメントは 他の服用している他剤の作用を妨ぐ可能性もあれば、服用している他剤の副作用を増大させたり変化させたりする可能性もある。副作用も報告されているという。

サプリは噂が先行し、実効が証明されていないものが殆ど。

そう言えば、グレープフルーツ ジュースもある種の薬の血液中の濃度を上げて、危険なことがあるという。

一般に、漢方薬に使用されるTripterygium wilfordii Hook.f.(Celastraceae)から強力な免疫抑制作用のある成分Triptolideが生成され、臨床応用間近である。しかし、副作用もそれなりにある。

有効な成分は両刃の剣である。効果もあるが副作用も有る。効果だけある様な夢の様な薬は、まずないと考えた方がよいのでは。

Turner, R. The New England Journal of Medicine, July 28, 2005; vol 353: pp 341-348.
http://www.kriyayoga.com/angelsoflove/echinacea.jpg